■偽痛風って知っていますか?
痛風に良く似た症状をおこす、「偽痛風」という病気がある
のをご存知ですか?軟骨石灰化症とも呼ばれるこの病気は、
症状が痛風と実によく似ているため、素人判断ではまず区別
はつきません。もちろん過去、もしくは現在痛風を抱えている
人なら別でしょうが。
痛みは痛風と同様に、関節に生じる炎症反応によっておきます。
場所も痛風と同じように、ひざ関節に多く見られ、発熱を伴う
ところも同じです。ただ、痛みは痛風よりも若干弱いと言われ
ていますが、こればかりは経験した人でしか分からないので、
痛みの強弱で判別は難しいでしょう。
ここまで同じ症状が発症するにもかかわらず、なぜ偽と言われ
るのでしょう。それは、根本原因が全く異なるからです。痛風
の原因は尿酸ですが、偽痛風の原因は、ピロリン酸カルシウム
という物質です。この物質が関節に沈着、石灰化し、炎症を
おこすことが原因です。それは、偽痛風の患者を調べても、
高尿酸血症が見られないことからも明らかです。
偽痛風の治療法としては、ステロイド注射が有効とされてい
ますが、根本的な治療とはいえません。というのも、石灰化
したピロリン酸カルシウムを関節から除去する方法が、現在
の医学では存在しないので、対症療法を行うしかないのが
現状です。対症療法とは、鎮痛や解熱など、治療法が確立し
ていない病気の、表面的な症状の緩和を目的とするものです。
症状の根本原因を取り除く目的の原因療法と対照的な療法です。
ちなみに対処療法と言う人がいますが、これは間違いです。
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