■痛風患者の食生活
痛風(高尿酸血症)の人が、なによりも気をつけることは、
まず食事です。現在、日本の痛風患者数は60万人とも言われ、
その予備軍ともなると300万人〜500万人にもなります。そして、
ほとんどの場合、原因は食生活にあります。
痛風は、主に血液中の尿酸が増加することによって引き起こ
されます。この尿酸を増加させる食品は、高カロリー、高脂肪、
高タンパクな食品なため、食生活の貧しかった戦中や戦後の
日本では、痛風はほとんど見られませんでした。
しかしやがて高度成長期に入り食生活が豊かになると、痛風
になる人が増えてきました。そして、痛風は合併症を併発する
ことが多く、一度痛風を発症すると、厳しい食事制限がありま
した。ところが、食事中のプリン体を制限しても血中の尿酸の
上昇が抑制されないという研究結果も報告され、次第に食事に
制限を課すよりも、バランスの取れた栄養状態を維持すること
が好ましいとされるようになってきました。
実際の食事でのポイントは大きく5つを挙げることができます。
まず1つめが、「バランス」です。たん白質、脂質、ビタミン、
ミネラルなどの栄養バランスの取れた食事は、基礎代謝、新陳
代謝をよくし正常な状態を維持し尿酸の生成、排出を正常に
保ちます。2つめは、プリン体を多く含む食品を避けること。
3つめは、魚や肉、卵などの酸性食品を控え、野菜や海藻類、
果物などのアルカリ性食品を多く摂取します。4つめは、水分
を摂ることです。排尿によって尿酸の排出を促します。そして
5つめが、外食を控えることです。外食は野菜、乳製品が不足
しがちで、味が濃厚であり食塩の量が多いので、控えた方が
いいでしょう。
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