■ヨーロッパのコーヒー、紅茶文化は痛風のおかげ
痛風の原因である尿酸を体外へ排出することでつまり利尿
によって血中尿酸濃度は下げられます。そしてこのことは、
「痛風」や「尿酸」などという概念が発見される前から、
人々は経験上気づいていました。中世ヨーロッパにおいて、
痛風が猛威を振るっていました。なぜなら、当時の飲み物と
いえばワインなどのお酒、食事は肉が中心だったからです。
とくに飲み物に関しては、お酒以外を飲む習慣はほとんど
ありませんでした。そこで目をつけたのが、中国や日本で
栽培され飲まれていた緑茶でした。当時のヨーロッパ人たち
は、中国人や日本人に痛風の人がいなかったことから緑茶
は利尿効果に優れていることを知っていたのです。
しかし、当時緑茶はアジアの一部でしか栽培されておらず、
非常に高価なもので、海運に秀でていたオランダやイギリス
が独占していました。そんな事情もあり、フランスやドイツ
では、緑茶の代わりにコーヒーを飲んでいたのです。コーヒー
はアフリカ地域で栽培されていたため、地理的にもアジア
よりも好都合だったのです。その後イギリスでは、緑茶に
代わって同じく利尿効果の高い紅茶が飲まれるようになり
ました。こうして、ヨーロッパ地域でのコーヒーや紅茶を
飲む習慣が広がり、定着していったのです。
ちなみに緑茶と紅茶は加工法が違うだけで同じ「カメリアシ
ネンシス」という木の葉が原料なんです。知ってましたか?
摘んだ葉を発酵させずに乾燥したものが緑茶で、発酵させて
から乾燥したものが紅茶です。さらに、その中間で半発酵の
状態で乾燥させたものがウーロン茶です。
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